フレキソ印刷は凸版で印刷する輪転印刷方式です。
インキ特性からVOC(揮発性有機化合物)排出量がグラビアインキに比べ顕著に低く押さえられます。環境への世界的関心が高まった事も有り、我が国でも各印刷業界から関心を持たれている印刷方式です。

フレキソ印刷の刷版、クリシェ(Cliché)は感光性樹脂やゴムなど、柔軟で反発弾性の強い素材が版に使用されています。

フレキソ印刷のインキは一般的に粘度は非常に低い液状インキです。水性又はアルコール性が主流です。グラビアインキに比べVOCの含有料が顕著に低いため環境優位性があると言われています。最近ではフレキソUVインキも利用され環境保全に役立てる方向へ進んでいます。

国内では段ボール(インライン型)を主とした印刷物で使用されてきた印刷方式です。CI型(センタードラム方式)フレキソ印刷機では印刷中に被印刷体がセンタードラムで固定され見当精度の良い印刷が可能です。スタック型方式 は印刷ユニットが上に配置される為、省スペースタイプと言われています。
被印刷体として、紙・板紙・フィルム・アルミフォイルなど幅広く適用出来、通常の印刷以外にもインキの変わりに各種コーティング剤を被転移物としてコーティングにも採用されています。又、極薄フィルムやアルミフォイルと言った物性の弱い被印刷体への印刷にも高い適性があります。

アニロックスと呼ばれるインキングロール表面にインキを保持して、刷版凸部にインキを転移し、被印刷体に再転移していきます。
アニロックスはセラミックコートされた表面全体に「セル」と呼ばれるクレーター状の模様がレーザー光線により彫刻されているロールです。セルの大きさと深さに応じてインキ転移量を正確にコントロールされます、それでもアニロックスに余分に転移したインキは、ドクターブレードと言う板で余分なインキをかき取り、常に安定したインキ供給量を維持する為、大変安定したシステムです。  
1920年初頭、米国にフレキソ印刷が導入された頃は、 主成分がアニリン油であるコールタール染料がインキの着色料として使われていことから「アニリン印刷」と呼ばれていました。
ところが、「アニリン」という言葉は 「有害」「毒物性」ということを暗示することから1940年代にはこの名称に反対する声が高まりました。1951年、印刷関連業界に「アニリン印刷」にかわる新しく魅力的で、無害なイメージを連想させる名称を公募し、1952年10月22日の第14回包装協会討論会においてフレキソグラフィ“Flexography”が 圧倒的な支持を受けて決定しました。
1960年代に入り、“Flexography”は急速に発展して世界中に受け入れられました。
フレキソ“Flexo”はフレキソグラフィ“Flexography”のニックネームです。
我国日本のフレキソ製版業は1979年12月21日に 中小企業近代化促進法の法令第300号をもって、 国の定める指定業種となりました。
 
アニロックスロール
アニロックス拡大
ハニカムパターン(亀甲型)
フレキソ印刷方式 概念図
 
 

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